理性の境界

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理系大学生の作者のオナ禁活動の報告と、自己啓発について語るブログです。完全に趣味のTYPE-MOONについて触れるかもしれません。

理性の境界

理想の探求、人生はかくあるべし

「何者」から自分へ

こんばんは、お久しぶりですtypearcherです。

今日は映画「何者」を見てみました。就活を題材にした映画で、今の自分も少し就活を始めているので刺激があるかもと思って見てみました。

 

朝井リョウ直木賞を受賞し、大きな話題を呼んだ原作の映画化作品。ひとつの部屋に集まった5人の男女。大学の演劇サークルに全力投球していた拓人。拓人がずっと前から片想いをしている瑞月。瑞月の元カレで、拓人とルームシェアをしている光太郎。拓人たちの部屋の上に住んでいる、瑞月の友達の理香。就活はしないと宣言する、理香と同棲中の隆良。理香の部屋を「就活対策本部」として定期的に集まる5人。それぞれが抱く思いが複雑に交錯し、徐々に人間関係が変化していく。「私、内定もらった…。」やがて「裏切り者」が現れたとき、これまで抑えられていた妬み、本音が露になっていく。人として誰が一番価値があるのか? そして自分はいったい「何者」なのか?(C)2016映画「何者」製作委員会

 (Amazon動画紹介より引用)

(以下、ネタバレなど含みます)

 

 

見ている途中は、登場人物たちの人間関係がすさんでいくように見える様を見て、心苦しく感じていました。

ただ、見終わって感じたのは「自分もこの主人公タクトと同じ感じだ」という気まずさが一番です。今もそのきまずさを抱えながらキーを叩いています。

作中では、主人公タクトを中心に登場人物のツイートが何度か出てます。

そして、後半に明かされるタクトの裏垢の存在。

表のアカウントでは就活について自分なりの考えを明らかにするツイートを、裏のアカウントでは就活対策本部のみんなを観察し、嘲笑するようなツイートを繰り返していたのです。

その後タクトは、自分が避けていた事柄と向き合ってみて、それまでの自分を殺し続けるような就活を止めて、「何者」から「タクト」という自分の就活へ一歩踏み出していきました。

 

僕が気まずさを感じたのは、タクトの裏垢のこと。

何故なら、今の僕もまさに似たような節があるからです。

例えば、

自分は何をしたいのかわからず、意味のある行動をできていないのに、周りを馬鹿にすることを考えたり。

すごく目をそらしていることがあったり。

自分はきっと何かすごい人物だ、と妄想しながら生活をしていたり。

周りを小ばかにして生きていたり。

 

苦しくて仕方がなかったです。

 

すがすがしく、次の一歩を踏み出すには捨てないといけないと思います。

「自分を見るゆがんだ視点を」

勿論。健全な自尊心や自己愛はすごく必要なものだと思います。

でも、今僕が持っている、能力もないのに固辞し続ける虚栄心は色々なものを阻んでしまうと思うのです。

例えば

「何もしていないけど、きっと自分はすごい奴で、なんだかんだで上手くいく。」

「自分はこういうものを持っているから(知っているから)、周りよりもすごい」

という考え。

なんとか自分を凄い奴だと思い込もうとしていました。

 

告白すれば、こういうマインドが僕の基本マインドでした。

でもそれもここらでおいていきたいですね。

 

置いて行って、

等身大の自分を愛せるようになりたいです。

 

そのためにも、行動することをバンバンやっていきたいです。

だって、今までの僕は

「先に○○を考えてから」

「これをやるのは今じゃなくてもいいかな」

「それはばかっぽい」

「まぁいっか」

「これをやったら相手から○○と思われそう」

「これをやっているのを観られたら、周りから○○と思われそう」

「今これをできなくても、自分自身が否定されるわけじゃないし」

などの言い訳ばっかりをする、頭でっかちだったからです。

 

これまでを振り返ると特に、「考えること」に対して過剰に自信をもっていたなと思います。

例えば、

・中高で、数学は公式だけ覚え解けばテスト中に考えられるでしょ(実際はできない)

インターンのチームの仕事が上手くいっていないときに、アンケートとかではなく、作戦会議をやりたがる

インターンのJOB中など、終わり1時間でロジックは通せるでしょと考える(実際は全然足りない)

などなど、自信過剰の頭でっかちエピソードも沢山あります 笑

 

だからこそ、この頭でっかちを卒業して、行動に移せるようになった時、自己認知とかが大きく変わると思うのです。