言葉にできない。表現しきれない。語彙力が足りないいいいい映画。
こんばんは、タイトルからわかるようにかなり心が興奮して仕方ないタイチャーです。
やばいです。まじでやばい(語彙力不足)
何がヤバイのかというと、映画Fate stay night Heaven's feel Ⅱlost butterflyを観てきたんです。
本当は長いシナリオを2時間に凝縮したから、監督を始め製作スタッフの皆さんの愛が溢れんばかりに詰まっていたから。映画はありえないほどの情報量が詰め込まれてました。
見終わったら、ふー。と息を吐くのがやっとでした。
もう、本当に一言「すばらしい。その素晴らしさを言葉にし切れない」という感じです。
原作の奈須きのこさんが描き出した世界を、ufotableのスタッフの皆さん、声優の皆さんが愛をもって作られたことがすごくよくわかります。
ほんとに、きのこさん大好き。彼のような作品を僕も創りたいなってすごく思いました。
ただのオタクブログになっちゃってますね 笑
しかも表現力が足りていないですが、お許しを。それだけにインパクトの大きい映画だったのです。
でも、色々と溢れるものがあるのでここに書きます。
今後視聴予定の人もいるかもしれないので、色反転で書きます。
以下感想
すごく印象的なのはやっぱり、桜と士郎の関係性。アーチャーの行動・言動。図書館のシーンで見せた慎二の葛藤。イリヤの存在。ファンシーなシーン。最終章が来年の春に公開する。
〇士郎と桜
この二人を見てるとベストカップル賞をあげたくて仕方がない。
辛い過去を持つ桜が見つけた士郎という希望。でもそれが同時に自分にとっての聖域、神聖な場所だから穢れた自分では触れてはいけない。でも、触れたい、つながりたいという葛藤。
ものすごく心動かされました。
それに、劇場公開ということもあって描写がエロい。ゲームは18禁版と全年齢版と2種類あって、その18禁版準拠で二人の情事を描いている。だからこそ、2人の結びつきが強く伝えられる。桜が吸血するシーンの糸引くよだれの描写とかもめっちゃエロかったです。
でも、そこに尊いものがあるから単なるエロではない。というある種の芸術・・・?
こういう創作のカップルにものすごく影響されてしまうのが自分が彼女をつくるのに積極的になれない一因カナとも思うのです。
「士郎と桜の2人のように分かり合う人がいるのでは」「彼女をつくろうとして作るのは不順なのでは」と。
難しいですね。
〇アーチャーの行動・言動
(ニコ動より)
僕が大好きなアーチャー。
前ルートunlimited blade worksでは士郎を殺すことを目的にしていたアーチャーだけど、HFでは事態の解決のために全力を尽くす。
真アサシンに狙われた士郎とイリヤを守るために攻撃を仕掛けるシーンや、爆風から守った後にイリヤをそっと地面に下すところ。
気を失っている凜の髪をなでて、「達者でな遠坂」と言葉をかけるシーン。
どれも最高。
その中でも一番、印象的なのが真アサシンに対して「私もまっとうな英霊ではない」と告げるシーン。
彼の過去を考えると、確かに他の英霊とは出自が全く異なります。でも、それでも彼は彼の正義を貫いて、大勢の人を救った。だったら、出自なんて関係ない。その過程で抑止力と契約しただけ。
アーチャーだって、最高の英霊なんだよ!!
それに、アーチャーが士郎に腕を移植するシーン。その直前にライダーと交わす会話がかなり好きです。
短い中にそれぞれの価値観の軸が見えるという。
映画ではカットされていましたが、イリヤのもとにアーチャーの魂が回収された後のイリヤのセリフがすごく好きです。それに言峰が士郎にかける言葉たち。
〇図書館のシーンの慎二
強化した本を服の中に仕込んでライダーからの打撃を防いだシーン。
慎二「お前も魔術を・・・!」
間桐の後継者なのに、魔術回路をもたず魔術を宿せなかった慎二。
しかも、遠坂家から養子としてやってきた桜に間桐家の政党後継者という肩書をとられた慎二。
それまで魔術とかに関わらず士郎と友人として付き合っていた慎二が、その士郎が魔術を行使するのを見るのは身を焦がすような嫉妬にかられたと思います。
そのシーンが終わるまで、自分が指を強く組んでいることに全然気が付かなかったです。
〇イリヤ
このHFでは士郎の義姉として振舞うことが多いイリヤ。
特にハッピーエンドに向かう際、大聖杯を前に第三魔法を発動させるシーンは涙なしでは見れないです。
イリヤの「姉は弟を守るものなんだから」というセリフと、流れるイリヤを象徴するbgmの「ローレライ」。
そのローレライが(たしか)最初に流れるのは、士郎とイリヤが公園か何かで話をするシーン。
そのシーンがカットされてしまっていたのです(ローレライを謳っているシーンはあったんですけどね)。
桜が教会から抜け出し、冬木の管理者として始末をしようとする凜より先に士郎が見つけないといけないシーン。
あそこで出会うイリヤ。
イリヤの中には「10年前に衛宮切嗣はイリヤとアイリを捨て、自分の正義(10を救うために1を殺す。たとえその1が大切なものであったとしても)を貫いた切嗣と同じ道を士郎が歩むのを止めようとしているのをみて応援したい気持ち」があったのだと思います。
でも、士郎は桜の味方になるという選択が正しいのか自信をもてないでいる。
それを全肯定するのはイリヤにしかできない。
イリヤが幸せになるルートが観たいいいい。
〇ファンシーなシーン
物語中盤ごろ急に始まる、どこか冬木市の町並みに似た不思議の国のアリスのようなファンシーな世界観。
原作だとひたすら不穏さだけだったシーンを、フワフワと現実感のないような描写で描いて、一気に現実のシーンに引きもどして観客に衝撃を与える描写すごかった。
しかも、桜が楽し気に口にしているのは(多分)原作で地の文として載っていたこと。
まさかホラーシーンをあそこまで楽し気な表現で描くことができるとは。
製作スタッフの皆さんに脱帽です。
〇最終章が来年の”春”に公開するということ
ものすごい納得感があります。
きっと、ノーマルエンドではなくハッピーエンドで終わらせるのでしょう。
原作のハッピーエンドは、桜・士郎・凛・ライダーの4人でお花見に行くシーンで終わるのでそれを追体験させてくれるのでしょう。
聖杯戦争は冬の2月に開催されていて、1,2章の映画も冬に公開する。
幸せなハッピーエンドを、春に公開する。最高オブ最高。
最終章公開後には、映像特典としてノーマルエンドとスパークライナーハイエンドをお願いしたいです。
特に、スパークライナーハイはアーチャーの能力を部分的に使える士郎が黒セイバーと一騎打ちをする物語。映像的にも映えるし、これまで2ルートを共にしたセイバーとのお別れに欲しいです。
以上が溢れんばかりの感想の一部です。たぶん、一緒に盛り上がれる人と話をしたらさらに尊いってなると思います 笑
ただのオタクブログ(ただし表現力はない)でした 笑
色々な作品、ルートを知るたびに面白さが増すのがtypemoon作品のいいところ。
これからもドンドン世界を広げていってほしいです。
映画は後2回くらいは行くと思います